ターンオーバーが正常な肌とは?

ターンオーバーが正常な肌とは?

表皮がどんどん新しい細胞に入れ替わり、各々の細胞が正しく機能していれば肌は潤いを保 ち、健康的な肌と言えるでしょう。

しかし、加齢、ホルモンバランス、UV などにより肌細 胞は影響を受けてしまいます。

ターンオーバーが遅くなると細胞は機能低下を起こします。 表皮細胞の 90%を占めるケラチノサイトは角層を作るために、最下層の基底層で分裂した あとその一つが上方へ移動しつつ角化の過程が進みます。

有棘細胞を経て顆粒細胞に出現してきたフィラグリンタンパク質からなるケラトヒアリン顆 粒は徐々に NMF へと分解されていきます。

また、顆粒細胞の最上層では細胞内容物が細胞外へと放出され、細胞間脂質(セラミド)を形成 します。それと同時に角層細胞内の接着因子「コルネオデスモソーム」を分解して角質細胞 を手放して剥離させます。

最新美容の注目は、顆粒細胞が産生する「セラミド」を阻害する酵素(セラミダーゼ)の不活性 化です。酵素セラミダーゼにより正常なセラミドが分解されてしまいますが、抗セラミダー ゼにより分解を抑制したりセラミドを補充することが出来ればきれいなキメが出来るという 事です。

キメが整った肌が健康で若々しく瑞々しい肌という事になります。

※「コルネオデスモソーム」:角化していく過程で分解されなければ、ふっくらとしたラメラ 構造の細胞間が保てません。

※これらの細胞変化、細胞の成長分化もまたゴールデンタイムに行われますので、睡眠時間 は美肌の重要な要素です。セラミダーゼの酵素活性を抑えるためにも睡眠時間が関係します。

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